宮岡成次氏の著書「三井のアルミ製錬と電力事業」(B5判/本文260ページ、 定価2,000円、カロス出版)がこのほど発刊された。著者の宮岡氏は1936年の東京生まれ、1959年に三井金属鉱業に入社、三井アルミニウム鉱業設 立の翌年1969年に同社に入社、1989年に同社取締役を最後に退任し、翌年三井金属鉱業に復帰するまで、20年間に亘って「三井アルミ製錬」と「日伯 合弁のアマゾンアルミ製錬プロジェクト」の立ち上げに関わり、ブラジル在勤は1990年に帰国するまで8年に及んだ。
今回発刊した本は、カロス出版発行の雑誌「アルトピア」に34回に分けて連載し た「三井のアルミ今昔物語」に、その後「発掘した新しい資料」に基づいて加筆・修正、著者の言葉を借りれば「三井の事業経営という角度から再編成して一冊 にもとめた」もので、宮岡氏が2006年9月に今回と同じくカロス出版より刊行した牛島俊行氏(1929年生まれ/04年3月死去、三井鉱山出身で三井ア ルミニウム工業取締役、千葉三港運輸社長歴任)との共著「黒ダイヤの軽銀」が、「三井アルミニウム工業の設立から会社解散までの歩み」を克明に記録したド キュメントであるとするなら、今回の著書は戦前における三井アルミ製錬事業並びに電力事業とのかかわり-日本アルミへの資本参加と南洋アルミ設立、東洋軽 金属(後に三井軽金属に変更)の設立、戦後の財閥解体と戦前のアルミ事業の清算と戦後の製錬再開に至る苦闘の歴史を「知られざるエピゾード」とともに克明 に記述、これまでに刊行された多くのアルミ関連書や社史とは違った読み応えと史料価値を備えた素晴らしい著書である。
日本アマゾンアルミニウム株式会社 前田 武 様からブラジル日本商工会議所に寄贈され、図書館で閲覧できます。
著書「三井のアルミ製錬と電力事業」の詳細は下記をクリックするとご覧になれます。
http://www.kallos.co.jp/mitsui.html
