連邦貯蓄金庫(Caixa)はブラジル銀行に続いて、特別小切手と呼ばれる口座借越残クレジットの月利を1.0%近くまで引き下げて、民間銀行などの8.0%から二桁に達する月利の引下げを誘発する。
連邦貯蓄金庫は「Caixa Melhor Credito」プログラムに従って、クレジットカードの月利の大幅な引下げや手数料などの引下げを実施して、民間銀行の金利や手数料引き下げに拍車をかける。
民間銀行は、延滞率の増加に伴って与信審査の厳格化や金利の引上げを行って、クレジットが縮小傾向となっているために、連邦政府は、ブラジル銀行並びにCaixa金庫、社会経済開発銀行(BNDES)の金利引き下げやクレジット拡大を行っている。
連邦貯蓄金庫による金利や手数料の引下げは、一般消費者や中小企業のクレジット拡大による景気の活性化を牽引、同金庫の金利引き下げに伴って、民間銀行は金利引き下げを余儀なくされる。(2012年4月9日付けエスタード紙)