3月の投資収益率の比較では、ドル投資が6.47%と2位の確定金利付きファンド(RF)の0.75%を大きく引き離して、収益率ではトップを記録している。
サンパウロ証券取引所(Bovespa)の投資収益率は、昨年12月から 好調に推移していたにも関わらず、3月は多くの投資家が利益確定売りに走ったために、サンパウロ平均株価(Ibovespa)はマイナス1.98%と最悪を記録、しかし、今年3カ月間のIbovespaの収益率は、1999年同期の16.72%に次ぐ13.67%を記録している。
政策誘導金利(Selic)は昨年8月から連続して切り下げられて、3月は9.75%の一桁台まで利下げされているにも関わらず、インフレ指数を差引いた実質金利は、未だに世界最高を維持しているために、確定金利付き投資ファンドへの投資が継続している。
3月の銀行間預金ファンド(DI)の利益率は0.67%、10万レアル以上の銀行定期預金証(CDB)は0.65%、ポウパンサ預金は0.61%、5,000レアル以下のCDBは0.53%とそれぞれインフレ指数である総合市場物価指数(IGP-M)の0.43%を上回ったが、金投資はマイナス0.31%であった。(2012年3月31日付けエスタード紙)