昨日、経済協力開発機構(OECD)は、昨年の20カ国・地域(G20)の域内総生産(GDP)を発表、G20 全体の平均GDPは前年比2.8%増加したが、2010年の5.0%増から大幅に失速している。
国・地域別のGDP成長率は、米国並びに日本、中国が予想を下回り、米国が2010年の3.0%から昨年は1.7%、債務危機に見舞われたユーロ圏が1.9%から1.4%にそれぞれ失速、東日本大震災に見舞われた日本はマイナス0.7%、新興国では中国が 10.4%から9.2%に減速、ブラジルが7.5%から2.7%と大幅に後退した。
G20の昨年第4四半期のGDPの平均伸び率は、0.7%と第3四半期の0.9%から減速、特に日本は、第3四半期の1.7%から第4四半期はマイナス0.2%と大幅に後退している。
ユーロ圏の第4四半期のGDPの平均伸び率は、マイナス0.3%と第3四半期の0.3%から後退、米国は0.7%、0.5%、中国は2.0%、2.3%となっている。
昨年のインドネシアのGDP伸び率は6.5%、メキシコは3.9%、韓国は3.6%、ドイツは3.0%、ブラジルは2.7%、カナダは2.5%、オーストラリアは2.2%、スイスは1.9%、フランスは1.7%、オランダは1.2%、英国並びにスペインは1.0%以下であった。(2012年3月15日付けエスタード紙)