ブラジル全国の鉱工業部門の40%を牽引するサンパウロ州の10月の鉱工業部門の生産は、前月比では全国平均2.2%減少を大幅に上回る4.6%と大幅に落ち込んでおり、20セクターのうち14セクターで減少している。
特に自動車セクターは9月からの大手自動車メーカーがサラリー調整でストライキを継続していたために、自動車生産台数は前月比ではマイナス2.6%、前年同期比では13.2%と大幅に落ち込んでいる。
10月のサンパウロ州の鉱工業部門では自動車セクター以外では印刷・製品セクターが11.6%、化学製品7.3%、ゴム・プラスチック7.1%、機械・装置3.6%、電気材料5.6%、食品2.1%、繊維10.9%とそれぞれ大幅に落ち込んでいる。
サンパウロ州以外ではリオ州が前月比0.9%減少、ミナス州は連続4カ月間の減少から一転して1.6%増加、ゴイアス州は8.0%、サンタ・カタリーナ州は3.4%とそれぞれ大幅に落ち込んでいた。(2011年12月8日付けエスタード紙)