財務省ではフランスのカンヌで開催される20ヶ国・地域首脳会合(G20首脳会合)からギド・マンテガ財務相が帰国後の11月初めに、見直しされた今年の国内総生産(GDP)伸び率の発表を予定している。
今月11日に財務省のネルソン・バルボーザ長官は下院で現在のGDP伸び率を4.0%と発言、しかし次回の予想修正では3.5%から4.0%に下方修正されると予想、今年のGDP3.8%の下方修正が予想されている。
ギド・マンテガ財務相は今年初めのGDP伸び率予想を5.0%と発表、4月には4.5%、6月には4.0%とそれぞれ下方修正、今年の正式なGDP伸び率は来年3月に、ブラジル地理統計院(IBGE)から発表される。
バルボーザ財務長官は国内消費が過熱気味に推移すれば3.9%から4.0%に達する可能性はあるが、3.8%を下回るのは難しいと予想、また中銀では今年のGDP伸び率を3.5%から4.0%と見込んでいる。
財務省では来年のGDP伸び率を5.0%と引き続き据え置いており、連邦政府は2012年から2015年の平均GDP伸び率を5.0%と予想している。(2011年10月13日付けヴァロール紙)