今年10月の大統領選挙を前に、連邦政府の予算管理省では来年の最低サラリーを昨年の国内総生産(GDP)伸び率プラス過去12カ月間の全国消費者物価指数(INPC)で計算された535.91レアルを提示している。
しかしアクレー州知事選挙に立候補している上院の報告書作成者である労働者党(PT)のチアン・ヴィアナ議員は更に2008年度のGDP伸び率を加えた550レアルを提示して、アクレー州の住民の票の取り込みを図っている。
また労働組合連合は昨年のGDP伸び率はマイナス0.2%であったために、今年のGDP伸び率7%から7.5%を計算に含めた570レアルを要求している。
来年度の連邦予算基本法(LDO)に最低サラリーを決定するためには今月16日までに承認が必要なために、連邦政府、上院や労働組合との間で駆引きが盛んに行われている。(2010年7月2日付けエスタード紙)