銀行業務集中サービス会社(Serasa Experian)の調査によると500企業対象の第1四半期の売上に対する投資比率は8.3%と世界金融危機前の2008年同期の7.7%を上回っている。
第1四半期の国内総生産(GDP)は好調な国内経済並びに一般消費が大幅に増加して前年同期比9%増加、企業経営者の景況感の上昇に伴って投資比率が増加している。
伝統的に第1四半期の企業の投資はカーニバル、夏休みや集団休暇、都市不動産所有税や自動車所有税などの支払いなどが集中するために、資本財購入の減少するために企業の投資も減少、しかし今年は昨年1年間の投資比率8.6%から継続して好調に推移している。
第1四半期のインフラ整備セクターを含むサービス部門の投資は売上の12.6%に達して2008年同期の10.8%、昨年同期の11.7%をそれぞれ上回っている。
商業部門は前年同期の1.9%から2.5%に増加、しかし世界金融危機の影響を受けて回復が遅れていた鉱工業部門は前年同期の6.3%から6.2%に減少している。
今年初め4カ月間の社会経済会開発銀行(BNDES)の企業向け投資クレジット総額は前年同期比39.4%増加の356億600万レアル、インフラ部門へのクレジットは41.3%増加の141億レアルであった。
また鉱工業部門へのクレジットは2.1%減少の105億レアル、サービス部門並びに商業部門は144%増加の75億レアル、インフラ整備へのクレジットでは陸運セクターが115%、建設53%、公共サービスセクターが160%とそれぞれ大幅に増加している。(2010年7月1日付けエスタード紙)