ブラジル地理統計院(IBGE)の調査では5月の6大都市圏の平均失業率はより良い職場を探す労働者が増加したために、前月の7.3%から7.5%と僅かに上昇した。
5月の失業率は前月比3.2%増加して失業者が176万人に増加、しかし5月としては2002年から統計を取り始めて最も低い失業率であり、国内の景気が好調に推移しているために、今後は更に失業率が低下すると見込まれている。
北東地域では5月の失業率が増加、しかし南東地域や南部地域では平均を下回っており、5月のポルト・アレグレ市の失業率は前月の5.4%から5.0%に減少している。
5月のサルバドール市の失業率は前月の11.2%から12%、レシーフェ市は9.1%から9.7%とそれぞれ増加、サンパウロ市は7.7%から7.8%と僅かに増加している。
また5月のリオの失業率は6.3%、ベロ・オリゾンテは5.8%とそれぞれ平均以下であり、6大都市圏の労働力人口は2,370万人、就業者人口は2,190万人、平均月収は1,417.30レアルであった。(2010年6月25日付けエスタード紙)