社会保障院(INSS)のカルロス・ガバス大臣は最低サラリー以上の年金・恩給受給者に対するインフレ指数を大幅に上回る7.72%の年金調整は20億レアルの赤字の上昇になるために、今年のINSSの赤字は470億レアルを見込んでいる。
5月のINSSへの納付金は165億8,100万レアル、年金や労災などの支出が191億7,100万レアルであったために、25億8,900万レアルの赤字となっている。
今年5カ月間の納付金総額は789億8,400万レアル、支出総額は990億6,000万レアル、赤字は前年同期比5.4%増加の200億7,500万レアルであった。
年頭のINSSの今年の赤字は500億レアルを予想されていたが、国内経済が好調で月間平均30万人の新規雇用創出で納付金の増加が見込まれるために、大幅な年金調整にも関わらず、赤字幅は予想を下回る可能性も出てきている。(2010年6月24日付けヴァロール紙)