ドン・カブラル財団が昨年の海外における売上、資産、雇用者数を基に国際化度をランク付けしたブラジル企業の国際化度順位のトップは食品部門のJBSフリボーイ社であった。
JBS社の売り上げの83.6%、従業員数の64%は海外支店、米国内の従業員数は5万4,295人とブラジル国内の4万4,993人を上回っているが、海外支店の資産は全体の37.3%2留まっている。
ラテンアメリカ最大の鉄鋼メーカーであるゲルダウ社の海外の売り上げは48.2%、しかし海外の資産は54.4%と国内を上回っている。
世界大手鉱業ヴァーレ社は33カ国、ペトロブラスも26カ国で事業を展開、ブラジル企業のラテンアメリカでの事業展開は全体の53%、ヨーロッパ17%、アジア15%、北米9%、アフリカ5%、中近東は1%となっている。
国際化順位ではJBSに次いでゲルダウ社が2位、Ibope,メタルフリオ、オデブレヒト Marfrig 、ヴァーレ、 Sabó 、Tigre 、Suzano製紙が10位となっている。(2010年6月10日付けエスタード紙)