ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると4月の6大都市圏の失業率は前月の7.6%から7.3%と大幅に減少、4月としては統計を取り始めた2002年以来では最低となった。
サンタンデール銀行のエコノミストは今年の平均失業率を7.0%から6.8%に下方修正、2008年の平均失業率7.9%、昨年の8.1%から大幅に減少すると予想している。
ブラジルの国内経済が好調に伸びているために、4月の6大都市圏の正規雇用創出は90万7,000人、前年同月は70万4,000人と20万人以上の雇用増加している。
4月の6大都市圏の正規雇用を51%と不正規雇用を上回ったが、2002年の正規雇用は46%であった。また4月の平均実質賃金は前月比0.1%の増加、前年同月比では2.3%増加している。
6大都市圏で最も失業率が高かったのはサルバドール市の11.2%、レシーフェ9.1%、サンパウロ7.7%、リオ5.9%、ベロ・オリゾンテ5.8%、ポルト・アレグレ市は5.4%で最も低かった。
6大都市圏の正規雇用総数は2,182万人、失業者総数は171万人、平均実質賃金は1,424レアルであった。(2010年5月28日付けエスタード紙)