国庫庁、社会保障院(INSS)並びに中銀で構成される中央政府の1月のプライマリー収支黒字は前年同月比では3倍以上となる139億レアルに達した。
この黒字はGDP比5.22%に相当するが、昨年初めに開始した国内景気刺激策のために工業製品税(IPI)の免税や減税政策の減少や国内経済の活性化で国庫庁の増収に結びついて、連邦政府の第1四半期のプライマリー収支黒字目標180億レアルの達成は容易となった。
1月の連邦政府の歳入は前年同月比17.6%増加、しかし歳出は僅かに2.0%の増加に留まったためにプライマリー収支黒字が大幅に増加、州政府並びに市町村への税収分配金は1.8%増加している。
歳出で最も増加したのは公共投資部門の91%増加の28億6,000万レアル、特に経済成長加速プログラム(PAC)のインフラ整備部門は137%増加の10億6,000万レアルであった。(2010年2月25日付けエスタード紙)