今年1月のサンパウロの経済調査財団の消費者物価指数(IPC-Fipe)は公共輸送機関の料金の値上げや長雨による食料品の価格高騰で1.34%増加して、2003年2月の1.61%に次ぐ記録、昨年12月は僅かに0.18%であった。
またゼツリオ・バルガス財団(FGV)の週間消費者物価指数(IPC-S)は1.29%増加、特にサンパウロ市は7州都の平均を大幅に上回る1.75%の増加となっている。
1月の食料品は1.52%増加、時に長雨の影響を受けた生鮮食料品は4.44%増加してインフレを牽引、牛肉1.27%、1月の8.0%ドル高の為替の影響を受けたパスタは0.69%、米は5.33%と大幅に上昇した。
1月の公共バスの料金は13.74%値上げ、自動車燃料のエタノール価格はガソリン価格の72.85%と2003年1月以来の高値を記録、2今月は都市不動産所有税や地下鉄の料金値上げの影響で0.58%から0.60%が見込まれている。(2010年2月3日付けエスタード紙)

