ゼツリオ・バルガス財団(FGV)が2,000人を対象にした消費者景況感を測る消費者態度指数(ICC)調査では昨年12月のマイナス2.4%から今年1月は0.6%のプラスに転じている。
家庭収入が2,100レアル以下の低所得者層の昨年12月のICCはマイナス1.8%、しかし1月はインフレ以上の最低サラリーの調整などで3.7%と最も上昇して、今後のブラジル経済を楽観視している。
しかし1月の低所得者層の家電などの耐久消費財購入は昨年中に工業製品税(IPI)の減税政策や長期ローンなどですでに家電を購入して負債を抱えているために、過去8ヶ月間では最も耐久消費財の買い時判断が低下している。
今年1月の家庭収入が2,100レアル~4,800レアルの所得層では0.8%、9,600レアル以上の富裕層では0.4%とそれぞれ増加、しかし4,800レアル~9,600レアルの層ではマイナス1.4%と大幅に落ち込んでいる。(2010年1月27日付けエスタード紙)