中銀の最終フォーカスレポートによると今年の消費者物価指数(IPCA)の中央予想値は前回の4.5%から1年ぶりに4.6%に上方修正、国家通貨審議会(CMN)では中央値の前後2.0%を許容値としている。
今年の国内総生産(GDP)を5.0%以上と見込んでいるために、過去最低を記録している政策誘導金利(Selic)は上半期からの上方修正が予想されており、現在のSelic金利8.75%は年末には11.25%までの上方修正が予想されている。
2011年のIPCAは4.5%が予想、今年の経常収支赤字は前回の455億ドルから475億ドルに修正、2011年には更に594億7,000万ドルの赤字が見込まれている。(2010年1月26日付けヴァロール紙)