昨年の国庫庁のインフレ分を差し引いた実質税収は金融危機の影響で輸入減少による輸入税(II)の減収、景気刺激策として自動車部門、家電や建材部門への工業製品税(IPI)の免税や減税措置の採用によるIPI税の減少で、前年比2.96%減少の6,982億8,000万レアルと2003年以来初めて前年を下回った。
連邦政府、州政府並びに市町村の税収はそれぞれ減少、しかし昨年12月の連邦政府の税収は738億6,000万ドルと月間記録を更新して、国内経済の回復とともに今年は大幅な税収増加が予想されている。
またIPI減税政策による税収減は250億レアルに相当、しかし昨年1年間のIPI税収は前年比25.73%減少の307億5,300万レアルに留まった。
経済動向の指標となる昨年12月の社会経済融資納付金(Cofins)は21.40%増加の122億1,900万レアル、IPI減税幅が縮小並びに国内経済の回復に伴って12月のIPI税収は僅かに2.04%減少に留まっている。(2010年1月22日付けエスタード紙)
