労働省就労・失業者登録台帳(Caged)によると昨年の正規雇用総数は12月に人員整理数が雇用数を41万5,192人上回った影響で100万人を下回る99万5,110人に留まって、ルーラ政権発足の2003年以来では最低となった。
しかし昨年12月の雇用減少41万5,192人は金融危機直後の2008年12月の65万4,946人を大幅に下回ったが、労働・雇用省のカルロス・ルピ大臣は金融危機の中での100万人近い新規雇用はポジチブと見ており、経済回復する今年は200万人の雇用を見込んでいる。
またルピ大臣は昨年12月の製造業部門は人員整理が雇用を上回ったが、雇用数は16万6,040人で今年1月も継続して雇用が増加傾向にあり、新規雇用を牽引していると楽観視している。
昨年12月は鉱業セクター、製造業、建設、公務員並びに農畜産セクターで雇用減少、サンパウロ州の雇用減少は19万1,186人と大幅に減少、ミナスは4万9,762人、パラナ3万5,984人、ゴイアス州は2万7,454人とそれぞれ減少している。(2010年1月21日付けエスタード紙)

