サンパウロ州政府のジョゼ・セーラ知事は鉱工業部門の119セクター向けの国産類似品のない設備投資用輸入機械・装置に対する商品流通サービス税(ICMS)の免税措置を6月末まで延長すると発表した。
またサンパウロ州内で製造された機械・装置購入に対するICMSクレジット返済方法などについても、設備投資の拡大や設備の近代化を促すために6月末まで延長する。
119セクター向け設備投資用の輸入機械・装置の購入や24セクター向けサンパウロ州内で製造された機械・装置に対するICMS税の優遇税はトータル143セクターで適用され、関連企業がこの優遇税を活用すればサンパウロ州政府にとっては4億4,100万レアルの税収減となる。
また繊維セクター、皮革、ワイン、香水、玩具や衛生用品セクター向けのICMS税18%から12%の減税は2011年3月まで延長、世界金融危機の影響を緩和するために昨年2月に始まったこの減税政策はセーラ知事の経済成長加速プログラム(PAC)として知られている。(2010年1月6日付けエスタード紙)