第3四半期の国内総生産(GDP)は前2四半期連続のマイナスから一転して0.3%増加、第2四半期比では2.3%増加すると見込まれている。
米国、ヨーロッパや日本などの先進国のGDPが増加に転じるのは2011年と見込まれているが、ブラジルは早々とリセッションから抜け出して経済成長の回復基調に突入している。
LCAコンサルタント社では第3四半期の投資のGDP比は前四半期比4.8%、前年同四半期比では15%とそれぞれ増加を予想している。
ローゼンベルグ・コンサルタント社では昨年の投資のGDP比は19%、今年は金融危機の影響を受けてGDP比16.5%に減少、しかし来年はGDP比16.7%に上昇すると予想している。
JGP社は来年のGDPを5.5%、来年末の政策誘導金利(Selic)を11.75%と予想、今年の最終2ヶ月間の鉱工業部門の伸び率を1.8%増加、来年2月からは金融危機前の伸び率に回復すると見込んでいる。
ブラデスコ銀行では来年末のSelic金利を11.75%、2011年3月には12.75%に達すると予想している。(2009年12月8日付けエスタード紙)