ブラジル地理統計院(IBGE)は2003年から2008年にかけて3,190万人が貧困層から上のクラスに上昇、AB並びにCクラスは社会政策センター(CPS)の予想よりも500万人増加している。
この期間の一般家庭の収入は28.32%増加、消費の14.98%増加を大幅に上回ったが、家電などの耐久消費財の消費は大きく伸びている。
貧困家庭補助金のボルサ・ファミリアー政策が大きく寄与して貧困層のEクラスから上位クラスに上昇したのは43%に相当する1,950万人、D並びにEクラスからCクラスに上昇したのは2,090万人であった。
2008年の社会における所得配分の不平等差を測るジニ係数は0.515と2001年の0.558から大幅に改善して所得格差が縮小、2001年から2008年の最も貧しい10%の貧困層の所得は72.45%上昇、しかし人口の10%の富裕層の所得は11.37%の増加にとどまっている。(2009年9月22日つけエスタード紙)