ブラジルの2012年までの投資は金融危機の影響を受けて500億レアル減少の7,310億レアルに縮小、特に世界貿易縮小で輸出が大幅に減少した部門の投資縮小幅が大きい。
特に製鉄部門の今後3年間の投資は52.5%減少、紙・パルプは50%減少、輸出が大幅に落込んでいる自動車部門は40%減少を余儀なくされている。
また鉱業も37%、電気・電子部門は11%それぞれ減少が見込まれているが、過去12ヶ月間で3.0%増加の石油化学部門はリオ州のComperj石油コンビナートやペルナンブーコ州スアペのコンビナートへの投資を中心に予定通り継続される。
鉱業部門の投資は大幅に削減されるが、2012年までに460億レアルと大型投資が予定されており、石油化学は330億レアル、紙・パルプ部門へは60億レアル、電力エネルギー部門への投資は1,190億レアルが見込まれている。(2009年9月21日付けエスタード紙)