金融危機後の鉱工業部門の雇用は9ヶ月連続で減少していたが、7月の雇用は前月比0.4%増加に転じて国内経済の回復傾向、しかし前年同月比では7.0%減少してブラジル地理統計院(IBGE)が統計を取り始めた2001年以来では最悪を記録している。
また今年7ヶ月間の鉱工業部門の雇用は前年同期比5.4%、過去12ヶ月間では2.7%とそれぞれ減少、特に7月の自動車製造並びに自動車パーツは前年同期比12.9%減少,機械・装置部門も12.3%減少している。
7月の鉱工業部門の実質サラリーは前月比0.1%上昇、過去2ヶ月間の自動車工業は1,391人の雇用増加を記録したが、8月の雇用は前年同月比5.5%減少している。
昨年8月の自動車工業部門の雇用は11万2,640人であったが、今年8月は10万6,475人まで減少、国内の自動車販売が好調に推移したために今年8ヶ月間の雇用は2.7%増加、しかし生産は11.9%、輸出は44.4%とそれぞれ大幅に減少している。(2009年9月9日付けエスタード紙)