国内経済刺激するために連邦政府はGDP比5.6%に相当する減税政策を採用して米国、フランス、英国や日本を上回っているが、今年のブラジルのGDPはマイナス0.8%で世界平均のマイナス2.5%よりも減少幅が少ないと予想されている。
ブラジルの減税政策は新興国平均のGDP比4.7%、並びに先進国の3.7%をそれぞれ上回っており、米国はGDP比5.5%と大幅な減税政策を採用している。
国連貿易開発会議(UNCTAD)では金融危機後の銀行救済でブラジルはGDP比1.5%、インドは6.0%を注入したが、アイスランドは263%、アイルランド230%米国81%、ドイツは22%を注入した。
先進国の平均はGDP比32%を注入しているが、クレジットは収縮を継続、失業率は拡大して消費は落ち込んだままとなっている。
ラテンアメリカの今年のGDPはマイナス2.0%、特にメキシコはマイナス7.0%が見込まれているが、中国は7.8%、インドは5.0%それぞれ増加すると予想されている。
今年の南米の平均GDP伸び率は国際コモディティ価格の下落や輸出の減少でマイナス0.3%、南アフリカは1.8%、米国3.0%、ロシア8.0%、ドイツは6.1%とそれぞれマイナスが予想されている。
今年の世界貿易は金額では20%、取扱量では11%それぞれ減少して世界のGDPはマイナス2.5%が予想されているが、来年はGDP比1.6%の増加が見込まれている。(2009年9月8日付けエスタード紙)