アジア諸国の金融危機からの回復が最も早いと予想されており、国際通貨基金(IMF)ではインドネシアは大幅な公共投資、安定した政治や国内消費がGDP比60%に達すルために、第2四半期のGDPは前年同期比4.8%増加、前四半期比では2.3%増加して経済回復してきている。
今年のシンガポールのGDPはマイナス9.0%が見込まれていたが、マイナス4.0%からマイナス6.0%に上方修正されているが、世界貿易に大きく依存している。
またシンガポールの貿易はマレーシアが主な貿易先であるが、第1四半期のGDPはマイナス6.2%であったが、第2四半期はマイナス幅が改善、今年はマイナス5.0%を予想している。
マレーシアは建設部門などに190億ドルに達する減税政策を採用、タイはテクニカルリッセッションから脱出して第2四半期は前半期比で2.3%増加、上半期のGDPは前年同期比マイナス6.0%、今年はマイナス3.0%からマイナス3.5%が見込まれている。
フィリピンの第2四半期のGDPは年率で1.5%、上半期は1.0%それぞれ増加、今年のベトナムのGDPはクレジットの拡大で5.0%、来年は6.0%から6.5%増加が見込まれている。(2009年9月8日付けヴァロール紙)