サンパウロ州工業連盟(Fiesp)の調査によると7月のサンパウロ州鉱工業部門の生産指数(INA)は前月比2.0%増加して回復傾向を示している。
しかし金融危機前の昨年9月比ではマイナス10%と大幅に落込んでいるが、昨年12月比では大幅な回復傾向となっており、金融危機直後にはサンパウロ州内の鉱工業部門は20万人が失業していた。
Fiespでは今年の鉱工業部門の生産指数は前年比マイナス6.0%からマイナス7.0%、金融危機前の生産指数の回復は来年になるとそれぞれ予想、7月の生産指数は前年同月比ではマイナス9.4%となっている。
7月の17セクターの70.6%は生産指数増加と回答して前月と同率となっているが、5月は35.3%が生産増加と回答していたために大幅な改善傾向となってきている。
7月の鉱工業部門の売上は前月比3.1%増加して在庫減少、設備稼働率は81.6%と昨年11月の81.9%に次ぐ稼働率を記録して上昇してきている。(2009年8月28日付けエスタード紙)