国庫庁、社会保障院(INSS)並びに中銀で構成される中央政府の7月の財政プライマリー収支は前月の6億1,500万レアルの赤字から一転して、14億3,900万レアルの黒字を記録した。
今年7ヶ月間のプライマリー収支黒字は200億8,000万レアルとなっているが、前年同期の487億レアルの黒字の70%減少と大幅に落込んでいる。
国庫庁は国内の景気刺激策として工業製品税(IPI)の減税や免税、世界金融危機による企業の売上や純益の減少による税収減、連邦政府による最低サラリーの大幅調整や貧困家庭補助プログラムの支出増加が黒字幅を減少させている。
今年7ヶ月間のプライマリー収支黒字はGDP比1.17%と前年同期のGDP比4.16%から大幅に落込み、国庫庁の税収は前年同期比マイナス1.5%減少したが、連邦政府の支出は15.9%、公務員の人件費19.1%、補助金18.7%、公共投資は16.7%とそれぞれ増加している。(2009年8月27日付けエスタード紙)