7月の経常収支赤字は本国への利益・配当金送金増加で前月の3倍に相当する16億6,500万ドルに急増、中銀の予想の2倍以上の赤字を計上している。
しかし7月の経常収支赤字は前年同月の21億7,000万ドルの赤字幅から減少、今年7ヶ月間の赤字は87億4,000万ドルで前年同期比では半分以下となっている。
7月の海外からの直接投資は経常収支赤字をほぼ補う13億ドルが流入、8月の赤字幅は前月同様の16億ドル前後、直接投資は15億ドル前後が予想されている。
7月のブラジル人の海外旅行による支出は10億4,000万ドルで金融危機後では初めて10億ドルを突破、クレジットカードによる支出は58.8%に相当する6億1,390万ドル、外国人観光客のブラジルでの支出は4億4,500万ドル、今年の経常収支赤字は150億ドルが見込まれている。(2009年8月26日付けエスタード紙)