世界金融危機で国内需要の減少が減少したために企業の収益が圧迫された影響で国庫庁の税収が大幅に減少、また国内景気刺激策として自動車や白物家電向け販売促進のための工業製品税(IPI)の減税や免税で国庫庁の税収減に結びついた。
昨年12月から公共負債のGDP比が増加に転じ、今年6月までに公共負債のGDP比は5.4%も上昇して43.1%と昨年2月のレベルまで上昇している。
昨年12月から6月までの連邦政府の公共負債比率は5.1%上昇して29.1%、州政府は0.1%上昇の11.9%、市町村は1.9%と変わらず、公営企業は0.3%であった。
ブラジルの公共負債比率GDP比43.1%に対してメキシコは30%、ペルーは25%と大幅に低いが、来年は大統領選挙があるために公共負債比率は更に上昇すると見込まれている。{2009年8月9日付けエスタード紙}