金融危機後のブラジル国内の雇用は8ヵ月連続で前月比マイナスとなっていたが、6月の雇用は前月比では増加に転じて自動車業界では2,000人の雇用増加を記録した。
ゼツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の1,115社対象の雇用調査では、23.2%の製造メーカーが9月までの雇用を予定しているが、15.3%は人員削減を予定して雇用予定が上回った。
特に自動車製造部門を含む運輸関連部門の雇用予定が最も多かったが、工業製品税(IPI)の減税比率削減の影響次第で雇用の増減が大きく左右される。
6月の六大都市圏の雇用は昨年11月以来始めて増加に転じて前月比1.7%増加の5万8,000人の雇用創出、今年上半期の鉱工業部門の雇用は4.2%減少、6月の雇用は前年同月比5.2%減少している。(2009年8月10日付けエスタード紙