ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると六大都市圏の6月の失業率は前月の8.8%から8.1%と大幅に改善して今年では最も低い失業率を記録、国内経済の回復傾向の兆候がでてきている。
しかし6月の労働者の平均収入は前月比0.3%減少したが、前年同月比ではインフレ以下の3.0%の増加に留まっている。
6月の六大都市圏の失業者総数は187万人で前月比では8.3%に相当する16万4,000人が就職、今年上半期の平均失業率は8.6%と前年同期の8.3%から増加しているが、2007年の9.9%からでは大幅に減少している。
レシーフェ市の失業率は10.2%、サルバドール11.2%、ベロ・オリゾンテ6.9%、リオ6.3%、ポルト・アレグレ5.6%、平均収入は1,312レアルであった。
サンパウロ市の失業率は前月の10.2%から9.0%と大幅に改善して12万7,000人が就職、失業者総数は100万人から88万7,000人に減少している。{2009年7月24日付けエスタード紙}