今年上半期の社会保障院(INSS)の支出が前年同期比6.5%増加して1,044億レアルに達したために、赤字が10.7%増加の215億レアルに増加している。
支出ではINSSの70%の年金受給者が受け取る最低サラリーの12%引き上げで30億レアルの支出となり、更に今年は最低サラリーの支給が昨年よりも1ヶ月早く開始された影響で支出が9億レアル増加した。
6月のINSSの赤字は前月比23%増加、前年同月比12.5%増加の34億レアルであったが、世界金融危機にも関わらず、2月から正規労働市場がポジチブになってきて下半期には更に改善すると見込まれているために、INSSでは今年の赤字を421億レアルから408億レアルに修正している。(2009年7月22日付けエスタード紙)