中銀の最終フォーカスレポートによると今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回の6.23%から6.29%、来年のIPCAを4.90%から5.0%、過去12ヶ月間では5.25%から5.27%とそれぞれ上方修正された。
また今年の政策誘導金利(Selic)は14.50%から14.25%に下方修正されたが、来年のSelic金利は13.50%と前回と同じ数値に据置かれたが、平均金利は14.0%を見込んでいる。
今年の経済成長率は5.22%から5.23%に上方修正されたが、来年は3.35%から3.1%に下方修正、鉱工業部門の伸び率は5.45%から5.50%、来年は4.0%が予想されている。
今年の公共負債のGDP比率は40.50%から40%、来年は39.90%から39%にそれぞれ下方修正、総合物価指数(IGP−DI)は10.55%から10.59%、来年は5.50%から5.57%、総合市場物価指数(IGP−M)は10.53%から10.65%、来年は5.50%が予想されている。
また今年末のレアル通貨は前回のR$1.90からR$1.95とレアル安に修正されたが、来年はR$1.90を予想、今年の平均レアル通貨はR$1.75からR$1.77、来年は R$1.87からR$1.93とレアル安に修正されている。
今年の貿易収支黒字は240億ドル、来年は127億ドルから125億ドル、今年の経常収支赤字は290億ドル、来年は332億3,000万ドルから332億ドルに修正している。(2008年10月28日付けガゼッタ・メルカンチル紙)