急激なドル高と輸出業者向けクレジット不足で10月初めの3週間の輸出入はともに減少に転じており、特に第3週目の1日当たりの輸出は前月比10%減の8億1,860万ドル、輸入は4.2%減の7億5,180万ドルに減少している。
急激に上昇したドルに対して輸入業者は港湾での輸入品の引取りを為替がR$2.0前後のドル安に転じるのを待って、荷揚げを先送りしているために輸入量が減少している。
10月の1日当たりの完成品輸出は前月比マイナス15.6%、第一次産品はマイナス5.2%、特に輸送関連製品は40.6%、電気・電子製品は16.4%とそれぞれ大幅に減少している。
輸入では機械・装置、電気・電子、自動車並びに自動車パーツ、医薬品が大幅に減少、10月の13日間の輸出額は前年同期比17.4%減の109億ドルとなっている。
今年の10月第3週までの輸出総額は前年同期比28%増加の1,618億ドル、輸入は51.2%増加の1,412億ドル、貿易収支黒字は37.7%減の205億ドルとなっている。(2008年10月21日付けヴァロール紙)