今年8ヶ月間の連邦政府のプライマリー収支黒字は前年同期比45.4%増加の目標を204億レアル上回る748億レアルを計上して、連邦政府の年初の目標額644億レアルを上回った。
しかし連邦政府は政府系ファンド設立のためにプライマリー収支目標額をGDP比0.5%に相当する142億レアル増加したために、プライマリー収支の目標黒字額は876億レアルに上昇したが、目標達成には僅か38億レアルの黒字の上積みが必要となっている。
8月の国税庁、中銀並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府のプライマリー収支黒字は62億7,500万レアルで年金・恩給受給者向けの13ヶ月目のサラリー支払いの一部支払いのための支出増加で、前月比9億2,200万レアル減少した。
また7月よりもプライマリー収支黒字が減少したのは前月に税収が急増したが、8月の法人所得税(IRPJ)と純益に対する社会納付金(CSLL)が46億レアル減少している。
8月の国税庁の税収は103億7,500万レアルの黒字を記録したが、社会保障院は40億6,000万レアル、中銀は3,940万レアルそれぞれ赤字を計上している。(2008年9月30日付けエスタード紙)