8月の連邦国税庁のインフレを差引いた実質税収は前年同月比4.27%増加の539億3,000万レアルで8月の月間記録を更新したが、前月比では13.2%低下した。
今年8ヶ月間の累計税収は400億レアルの税収をもたらした金融取引暫定納付金(CPMF)が昨年末に廃止になったにも関わらず、前年同期比10.33%に相当する620億9,000万レアル増加の4,435億6,000万レアルを記録した。
税収増加要因として国内経済好調で企業の収益増加で法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)が増加、この税収は増収の50%を占めている。
特に燃料部門、金融並びに自動車部門が好調で増収を牽引、今年8ヵ月間の燃料部門の税収は国際石油価格の高騰並びに国内販売が好調で前年同期比587.9%増加している。
8月の税収では社会保険融資納付金(Cofins)が前年同月比11.35%、自動車部門の工業製品税(IPI)が25.2%、投資利益に対する源泉徴収所得税(IRRF)が25.9%それぞれ増加して増収に結びついた。
8月に大幅増加したのはCPMF廃止に伴って税率が引き上げられた金融取引税(IOF)は171%増加、今年8ヶ月間でも151.72%増加の32億6,000万レアルとなっている。(2008年9月26日つけエスタード紙)