中銀のインフレ率となる来年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回の予想5.0%を下回る4.97%に下方修正、来年末の政策誘導金利(Selic)も13.79%から13.75%に下方修正されたが、今年末のSelic金利は前回同様14.75%に据置かれた。
今年末のIPCAは8週前の6.26%から6.23%に下方修正されたが、中央目標値4.5%を大幅に上回っており、今年末のレアル通貨はR$1.65からR$1.70、来年末はR$1.75からR$1.77にそれぞれドル高方向に修正された。
今年の経常収支赤字は280億ドルから278.5億ドルに下方修正されたが、来年は340億ドルから344億ドルに引き上げられており、今年の国内総生産(GDP)の伸び率は5.01%から5.17%、来年は前回同様3.6%に据え置かれている。(2008年9月23日付けヴァロール紙)