7月の製造業の生産設備稼働率は国内景気の好調で2003年以来最高の83.5%に達してフル操業を行なっており、更なる投資が必要となってきている。
全国工業連合(CNI)の調査では6月の生産設備稼働率は83.3%、前年7月は82.5%、労働時間も過去12ヶ月間連続で増加してきており、7月の製造メーカーの売上げは前月比0.2%、前年同月比13.2%、今年7ヶ月間では9.0%それぞれ増加している。
しかしレアル高の為替で輸出企業の売上は伸び悩んでおり、特に履物や繊維メーカーが打撃を被っているが、今年上半期のサンパウロ州の製造業の平均伸び率は全国平均を56%上回って牽引している。
今年上半期の全国の製造業の伸び率は前年同期比6.3%増加したが、サンパウロ州は自動車部門や機械・装置部門などの耐久消費財や資本財を中心に9.8%している。
また全国の小売は10.6%の増加であったが、サンパウロ州は14.3%、六大都市圏の平均サラリーは8.2%増加したが、サンパウロ州平均は10.7%増加している。(2008年9月4日付けエスタード紙)