1997年のブラジルへの中国製品輸入は僅かに13億ドルであったが、昨年は126億ドルに急増してブラジルは19億ドルの貿易赤字収支を計上したが、今年の上半期の貿易収支はすでに9億6,440万ドルの赤字を計上している。
中国のハイテク製品の輸出は2006年に3,439億ドルに達して米国の3,238億ドルを追越しており、ドイツの2,143億ドル、日本の1,564億ドルを大幅に上回って世界トップとなっている。
中国の投資はGDP比41.5%に達しているが、ブラジルは僅かにGDP比17.6%、中国の研究開発比はGDP比1.33%であるがブラジルはGDP比0.83%に過ぎない。
200年のブラジルの消費に占める中国製品の比率は1.0%に過ぎなかったが、2006年には11.7%まで上昇、今年上半期の資本財の輸入は前年同期比80%上昇して米国並びにドイツに次いで3位まで上昇している。
2006年の中国からの輸入電気製品のマーケットシェアは11.7%、化学製品は1.3%、情報機器12.5%、機械装置2.4%、電気材料4.7%、精密機械7.3%、繊維製品3.3%、皮革3.8%であった。(2008年8月11日付けエスタード紙)