今年上半期の鉱工業活動レベルは2003年以来の高率を維持しており、売上は前年同期比8.4%、製造活動の労働時間は5.9%それぞれ増加、6月の設備稼働率は83.3%と過去5年間で最も高い稼働率を記録している。
6月の製造活動の労働時間は前月比1.5%増加して2003年9月以来の伸び率を記録、売上は2.0%、雇用は0.5%それぞれ前月を上回っている。
しかし今年下半期は政策誘導金利上昇の影響で、実質賃金の上昇、公共投資やクレジット販売の拡大にも関わらず、鉱工業部門の伸び率は鈍化すると見込まれている。
今年上半期の経済成長率は5.8%であったが、第4・四半期は3.5%に留まると見込まれているが、今年上半期の雇用は4.4%増加して2005年の5.4%に次ぐ記録となっている。
特に食品・飲料、機械・装置部門が雇用総数の半分を占め、実質賃金の5.6%の増加では自動車、食品・飲料や機械・装置部門が牽引している。(2008年8月5日付けエスタード紙)