ブラジルの主要輸出国である米国並びにアルゼンチンで中国製品にシェアを奪われており、過去12ヶ月間のブラジルの米国向け主要品目30品目の内20品目でブラジルの輸出額を上回っている。
中国は米国の輸入比率の16.1%を占めるまで増加しているが、ブラジルは逆に4年前の1.5%から1.32%と中国製品に席捲されてシェアを落としている。
またアルゼンチン向け輸出でも2006年3月の過去12ヶ月間の輸入比率35.9%から昨年同期比では32.3%とシェアを落としているが、中国からの輸出は4.5%から11.4%と大幅に増加してブラジルの輸出の脅威となってきている。
今年の上半期の中国との貿易では15億4,000万ドルの赤字を計上、今年の第1・四半期の機械・装置、電気・電子製品、プラスチックや自動車などの中国向け資本財輸出は8.0%と前年同期の13%から大幅に減少したが、第一次産品の鉄鉱石輸出は41%を占めている。(2008年7月3日付けエスタード紙)