全国工業連合(CNI)では昨年11月の鉱工業界の設備稼働率減少幅は2007年2月と同じ81.6%まで減少、前月比では1.0%減少したが、統計開始の2003年1月からでは最も落込んでいる。
昨年11月の鉱工業界の雇用は前月比0.6%減少して過去5年で最も大きな落ち込みを記録しており、産業界から今日の通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利(Selic)をインフレ目標値内に収まる1.0%の切下げが要求されている。
また昨年11月の鉱工業界の売上は前月比9.9%と大幅に減少、前年同月比でも7.0%減少しているが、昨年11ヶ月間では前年同期比6.4%増加している。
世界金融危機で最も影響を受けたセクターは自動車部門、金属,機械・装置、食品・飲料部門で前月比のこれらのセクターの売上減少は全体の62%を占めており、労働時間短縮の48%を占めている。
鉱工業部門の労働時間の短縮は前月比1.5%、前年同月比では1.4%の増加であったが、雇用確保のために労使双方で労働時間やサラリーの削減で会合が持たれている。(2009年1月21日付けエスタード紙)