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第2四半期のGDP伸び率0.4%増加はテクニカルリセッションから乖離 2019/08/30

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2019年第2四半期のGDP伸び率は前四半期比0.4%増加を記録、Valor Data社の金融機関を対象とした調査結果であるGDP平均伸び率の0.2%増加を上回り、予想以上の伸び率を記録している。

今年第1四半期のGDP伸び率はマイナス0.1%を記録、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表するが、今月12日に発表された第2四半期の経済活動指数(IBC-Br)は前四半期比マイナス0.13%であったために、2回連続で四半期のGDP伸び率がマイナスを記録するテクニカルリセッション入りの可能性が示唆されていた経緯があった。

設備稼働率の上昇に対して一般消費は低迷して企業経営者の投資意欲は低調にも拘らず、第2四半期の投資部門のGDP伸び率は前四半期比3.2%増加、また今年6月末までの過去12カ月間のGDP伸び率は1.0%増加している。

GDPの2/3の比重を占める一般消費の第2四半期のGDP伸び率は0.3%増加、建設部門を含む鉱工業部門のGDP伸び率は0.7%増加、そのうち鉱業部門は今年1月25日に発生したヴァーレ社のミナス州ブルマジーニョ鉱山のフェイジョン1鉱滓用ダムの決壊事故で鉄鉱石生産が大幅に減産した影響でマイナス3.8%を記録している。

しかし第2四半期の製造業部門のGDP伸び率は2.0%増加、建設業部門は1.9%増加したが、ラヴァ・ジャット汚職問題による壊滅的なダメージを受けたゼネコン及び経済リセッションの影響で過去6年間は低迷していた。

第2四半期の住宅投資、設備投資や公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)部門のGDP伸び率は、建設業部門の1.9%増加が牽引して前四半期比3.2%増加している。

第2四半期の投資部門(FBCF)はGDP比15.9%と前年同期の15.3%を上回ったにも関わらず、2010年~2013年のGDP比20%を大幅に下回っており、連邦政府による財政再建による公共支出が委縮した状態が継続している。

しかし過去最低となる政策誘導金利(Selic)6.0%、一般消費者並びに企業経営者の景況感の改善、新社会保障年金改革案の国会通過予想、年内の国内経済活性化の一環として一般消費者の消費拡大するためのサラリーマンの勤続期間保障基金(FGTS)預金の引出開始などの要因で、米朝貿易摩擦やアルゼンチンの為替危機などにも拘らず、今年下半期のGDP伸び率は順調に推移すると予想されている。

第2四半期の輸出総額は、前四半期比マイナス1.6%に留まった一方で、輸入総額は1.0%増加した影響で、第2四半期のGDP伸び率の0.4%を削ぐ結果に結び付いている。

今年第2四半期の農畜産部門のGDP伸び率は前四半期比マイナス0.4%、前年同四半期比0.4%増加、前記同様に鉱工業部門は0.7%増加、0.3%増加、サービス業部門は0.3%増加、1.2%増加している。

また一般消費部門は0.3%増加、1.6%増加、政府支出部門はマイナス1.0%、マイナス0.7%、投資部門(FBCF)は3.2%増加、5.2%増加、輸出部門はマイナス1.6%、1.8%増加、輸入部門は1.0%増加、4.7%増加を記録している。(2019年8月30日付けヴァロール紙)



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