Câmara do Japão
Português
検索: OK
(515)

指標・政策

検索期間を指定してください: OK
FGTS預金引出政策導入で今年のGDP伸び率は1.1%増加に上昇 2019/07/18

経済省では、新社会保障改革案の国会承認が9月以降にずれ込むために、年内の国内経済活性化の一環として一般消費者の消費拡大するために、現役サラリーマンの勤続期間保障基金(FGTS)預金引出を検討している。

現役サラリーマンの勤続期間保障基金(FGTS)預金の引出政策が導入されれば今年のGDP伸び率は0.3%上昇に結び付いて、ジャイール・ボルソナロ政権初年度のGDP伸び率は1.1%増加を記録すると予想されている。

ミッシェル・テーメル政権時に勤続期間保障基金(FGTS)預金の引出政策導入は、2017年3月10日から開始されて7月31日で終了したが、2,590万人の労働者が総額440億レアルの凍結預金引出を記録してGDP伸び率は0.3%上昇、サラリーマンの負債軽減や資本財購入に結び付いていた経緯があった。

パウロ・ゲーデス経済相は、経済班に2種類の勤続期間保障基金(FGTS)預金の引出政策の検討を命じており、現役並びに正当な理由で解雇されたり、辞任を申し入れたりして会社を辞めた人が、退職後も引き出せずにいた勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金の引出政策若しくは住宅購入クレジット向けのFGTS資金を除く引出の検討を命じている。

テーメル政権時の勤続期間保障基金(FGTS)預金の引出政策導入時の調査では、サラリーマンの負債軽減目的に使用されたのは全体の40%に相当して消費に結びつかなかったとジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の調査で判明している。

テーメル政権時の勤続期間保障基金(FGTS)預金の引出政策導入時と比較して、今の一般消費者の負債率は低いために、当時よりも消費活性化に繋がるとLCA ConsultoresエコノミストのVitor Vidal氏は経済活性化に繋がると指摘している。

全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)エコノミストのMarianne Hanson氏は、テーメル政権時のFGTS預金引出政策では引出預金の1/4相当が消費市場に流れた結果、2017年3月から7月の小売販売は1.4%増加したと指摘している。

しかしサンパウロ州住宅建設業者組合(Sinduscon-SP)のRonaldo Cury副会長は、FGTS預金引出政策は一般消費を活性化して短期的にGDP伸び率を引き上げる効果は認めるが、雇用創出や歳入増加にはつながらないと指摘している。

ブラジル不動産・建設業者組合(Abrainc)の統計によると、10万レアルのFGTS預金引出は、1軒の大衆住宅建設の減少に繋がると指摘、420億レアルのFGTS預金引出は42万軒の大衆住宅建設の減少と指摘している。

最低サラリーの5倍以下の一般家庭向け大衆住宅は770万軒が不足しており、住宅建設向けFGTS預金は、建設不動産業界にとっては不可欠とサンパウロ州住宅建設業者組合(Sinduscon-SP)は指摘している。

勤続期間保障基金(FGTS)預金の引出政策で大衆住宅建設向けクレジットを確保する政策では、預金引出総額は420億レアルから300億レアルに減少するために、GDP伸び率効果は0.2%程度に留まると予想されている。

過去の勤続期間保障基金(FGTS)預金引出は、サラリーマンが年金受給開始時並びに企業による不当解雇時並びに不動産購入時などに限られていたが、経済が低迷していたテーメル政権では経済活性化の一環として、サラリーマンの消費拡大に利用されだした経緯があった。

今回の現役サラリーマンの勤続期間保障基金(FGTS)預金の引出政策導入以外にも正当な理由で解雇されたり、辞任を申し入れたりして会社を辞めた人が、退職後も引き出せずにいた勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金引出も検討されている。

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)では、今年の建設業部門のGDP伸び率は昨年並みを予想、製造業部門は0.1%増加、サービス業部門は1.4%増加、農畜産部門は1.2%増加を予想している。

経済省では、サラリーマンの勤続期間保障基金(FGTS)預金総額が5,000レアルまでは最大35%の預金引出が可能、1万レアルから5万レアルまでは30%、5万レアル以上は10%の引出を検討されていたが、詳細は今日18日に発表が予定されている。

勤続期間保障基金(FGTS)預金の金利は、3.0%プラス現在は0%の参考金利(TR)だけであり、政策誘導金利(Selic)の70%プラス参考金利(TR)のポウパンサ預金よりも低い金利に留まっている。

ジェツリオ・ヴァルガス財団大学サンパウロ経済学部-グロ-バル通商・投資研究所(FGV-EESP)のJoelson Sampaio教授は、連邦政府がFGTS預金の引出しを許可しているのであれば、引出して確定金利付きファンドや国債購入を薦めている。(2019年7月18日付けエスタード紙)



2019/10/17 » 3年ぶりの貧困層減少も最貧困層が4年連続で拡大
2019/10/17 » 連邦政府は国会承認なしの行政組織変更を模索
2019/10/17 » 6州政府の来年の州財政は赤字予算
2019/10/16 » 上院議会は石油・天然ガスメガ入札の地方政府への分配承認
2019/10/16 » プレソルト入札で今年の財政プライマリー収支赤字は900億レアルに減少
2019/10/15 » 今年8月のIBC-Br指数は前月比0.07%増加も第3四半期はプラスか
2019/10/14 » 高等教育卒業者の11%は最低サラリーに留まっている
2019/10/14 » 経済のデジタル化で課税問題発生
2019/10/11 » 米国はブラジルのOECD加盟を支持するもアルゼンチンを推奨
2019/10/10 » プレソルト入札分配でSP州並びにRS州、MT州が恩恵を受ける
2019/10/09 » 世界経済フォーラムの2019年版「世界競争力報告」でブラジルは71位
2019/10/08 » 行政改革断行で連邦公務員の特典削減
2019/10/07 » マイア下院議長とアルコルンブレ上院議長はプレソルト入札の臨時歳入分配で根回し
2019/10/04 » 連邦警察によるSelic金利情報漏洩「流星」作戦開始
2019/10/04 » 今年9月の一般家庭の負債は過去6年間で最高
2019/10/04 » 連邦政府はマイノリティ株主を含めて637連邦公社の存在確認
2019/10/03 » 上院本会議での年金改革法案基本文書承認も地方政府への分配で苦慮
2019/10/02 » 第1回年金改革基本文書法案は上院で承認
2019/10/02 » 今年8月の鉱工業生産は前月比0.8%増加
2019/10/01 » ブラジルは工業国トップ10から脱落の可能性

バックナンバー »