四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、ブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀では毎月IGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表している。
昨日発表されたGDP伸び率の先行指標である2月の経済活動指数(IBC-Br)は135.42ポイントを記録、2015年12月以降では最高の経済活動指数(IBC-Br)を記録している。
2月の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比1.31%増加して1月の0.62%増加に続いて2カ月連続で増加に転じており、エンリケ・メイレーレス財務相は、今年第1四半期のGDP伸び率を楽観視している。
先週ブラジル地理統計院(IBGE)が月間サービス調査(PMS)並びに月間小売調査(PMC)の計算方法を変更した影響で、2月の経済活動指数(IBC-Br)は予想を大幅に上回っている。
2月の経済活動指数(IBC-Br)伸び率1.31%増加は、第1四半期のGDP伸び率予想であった0.2%増加から0.5%増加に上方修正できる可能性があるとローゼンベルグ・アソシアードス社チーフエコノミストのタイス・ザラ氏は説明している。
しかし2月の経済活動指数(IBC-Br)は前年同月比ではマイナス0.73%、今年初め2カ月間の経済活動指数(IBC-Br)は前年同期比ではマイナス0.12%、2月の過去12カ月間ではマイナス3.56%と依然として大幅に落ち込んでいる。(2017年4月18日付けエスタード紙)