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過去2年間のGDP伸び率はマイナス7.2%で未曽有のリセッションを記録 2017/03/08

2016年のGDP伸び率はマイナス3.6%、2015年のGDP伸び率はマイナス3.8%、過去2年間のGDP伸び率は、マイナス7.2%となってブラジル地理統計院(IBGE)が統計を取り始めた1948年以降では最悪の経済リセッションを記録、2016年末の国内総生産総額は、2010年第3四半期のレベルまで低下している。

今回の経済リセッションが始まった2014年第2四半期~2016年末までのGDP伸び率は、マイナス9.0%を記録した一方でこの間の人口は0.9%増加したために、一人当たりのGDP伸び率はマイナス11.0%に達している。

2014年末~2016年末間の雇用は、261万3,000人減少して失業者総数は1,234万2,000人に達して、失業者拡大による80億3,800万レアルのサラリー相当が消費市場から噴霧している。

2016年の一般家庭の消費はマイナス4.2%、2015年はマイナス3.9%を記録、全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)の調査によると、過去2年間で労働手帳に記載される正規労働者を雇用していた21万600店舗の小売店が閉鎖を余儀なくされている。

ショッピング・テナント協会(ALshop)では、ショッピングセンターにテナントを構えていた12万1,600店舗の小売店が閉鎖を余儀なくされており、2015年並びに2016年のサービス部門のGDP伸び率はマイナス2.7%を記録している。

また2016年の鉱工業部門のGDP伸び率はマイナス3.8%、2015年のGDP伸び率はマイナス6.3%を記録しているが、2014年のGDP伸び率はマイナス1.5%とすでに経済リセッションは発生していた。

経済リセッションが発生する前の2013年の新車生産は370万台を記録、しかし2016年の新車生産は2013年比42%減少の220万台に留まって、ブラジルの自動車産業界は、壊滅的な打撃を蒙っていると全国自動車工業会(Anfavea)のアントニオ・メガレ会長は説明している。

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)によると、ブラジル経済が回復サイクル入りするのは2018年末になると予想、経済成長サイクルの頂点に達するのは、2021年にずれ込むとIbre/FGVエコノミストのルイス・オゾリオ氏は予想している。

ロシアとの間でクリミア半島帰属問題を抱えて経済危機にあるウクライナの昨年のGDP伸び率は2.0%増加、緊縮財政並びに構造改革を余儀なくされているギリシアでも0.3%増加したにも関わらず、昨年のブラジルのGDP伸び率はマイナス3.6%と2年連続で停滞している。

2016年のブラジルのGDP伸び率は前年比マイナス3.6%、2016年第4四半期のGDP伸び率は前四半期比マイナス0.9%、前記同様に農畜産部門はマイナス6.6%、1.0%増加、鉱工業部門はマイナス3.8%、マイナス0.7%、サービス部門はマイナス2.7%、マイナス0.8%、一般家庭消費はマイナス4.2%、マイナス0.6%、公共支出はマイナス0.6%、0.1%増加、宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)はマイナス10.2%、マイナス1.6%、輸出は1.9%、マイナス1.8%、輸入はマイナス10.3%、3.2%増加となっている。

米国格付け会社Austin Rating社による39か国対象の2016年度 GDP伸び率調査によると、ブラジルは唯一経済破綻の危機が高まっているベネズエラに次いで38位にランク付けされて経済リセッションから抜け出していない。

ブラジルの経済リセッションは、ラヴァ・ジャット作戦汚職問題などの国内の政治経済が要因となっており、経済リセッションからの脱出には、早急な財政再建や年金・恩給改革や労働法改正、税制改革などの着手が避けられないとAustin Rating社チーフエコノミストのアレックス・アゴスティーニ氏は指摘している。

ブラジルの主要貿易相手国である中国の2016年のGDP伸び率は6.7%、米国は1.6%それぞれ増加、しかし昨年のブラジルのGDP伸び率は、世界貿易の停滞に関係なく、国内需要の停滞や内政が要因となってマイナス3.6%に留まっているとブラジル貿易会(AEB)のジョゼ・アウグスト・デ・カストロ会長は指摘している。

ブラジル経済は、今年第1四半期から第2四半期にかけて回復サイクル入りするが、今年のGDP伸び率はゼロに近い伸び率に留まるとゴールドマン・サックス銀行ラテンアメリカ地域担当のアルベルト・ラモス取締役は説明している。

第1四半期のGDP伸び率を0.3%と予想、今年のGDP伸び率は穀物生産が記録更新予想の農畜産部門並びに鉱工業部門が牽引するにも関わらず、僅か0.7%増加に留まるとサンタンデール銀行エコノミストのロドルフォ・マルガット氏は予想している。

今年1月の自動車生産並びに車両通行量増加で製造業部門は回復傾向を示しており、第1四半期のGDP伸び率0.3%増加、今年のGDP伸び率を0.4%増加とジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)エコノミストのジューリオ・メレブ氏は予想している。(2017年3月8日付けエスタード紙/ヴァロール紙)



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