ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、今年4月~6月の第2四半期の失業率は、11.3%と前四半期(2016年1月~2016年3月)の10.9%から0.4%上昇している。
今年第2四半期の失業者総数は、1,160万人で前四半期比では49万7,000人増加、また前年同四半期比では38.7%に相当する320万人増加している。
今年第2四半期の14歳以上の労働人口は9,080万人、前年同四半期比では1.5%減少に相当する140万人が失業に追い込まれており、 民間企業勤務の正規労働者は前四半期比では安定、前年同四半期比では4.1%に相当する150万人減少している。
また今年第2四半期のハウスキーパー総数は620万人で前四半期比では3.7%増加、前年同四半期比では製造業部門やサービス部門の失業率増加に伴って3.7%に相当する22万4,000人増加している。
今年4月~6月の第2四半期の自営業数は229万人で四半期比では同率で推移、前年同四半期比では3.9%に相当する85万7,000人減少、前記同様に連邦政府並びに地方政府(州・市)公務員総数は3.0%増加の1,130万人を記録している。
今年第2四半期の建設業部門は、前年同四半期比3.9%増加の27万7,000人が失業、鉱工業部門は11.0%減少の140万人が失業した一方で、公務員・防衛・保健・教育部門は、3.1%に相当する48万1,000人の雇用増加となっている。
今年4月~6月の第2四半期の労働者の平均サラリーは1,972レアルであったが、前四半期(2016年1月~2016年3月)の2,002レアルから1.5%減少、しかし前年同四半期の2,058レアルから4.2%と大幅に減少している。(2016年7月29日付けブラジル地理統計院(IBGE)サイトから抜 粋)