ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の調査によると、6月のインフレ指数を差引いた国庫庁の実質歳入総額は、前年同月比7.1%減少の959億レアルに留まっている。
今年初め6か月間の歳入総額は前年同期比7.1%減少、6月の過去12か月間の歳入総額も継続する経済リセッションで企業収益の悪化に伴って7.5%と大幅に減少している。
また6月の工業製品税(IPI)による歳入は前年同月比20.7%と大幅に減少、6月の過去12か月間のIPI税による歳入総額は16.7%減少している。
6月の輸入税による歳入は前年同月比27.5%下落、6月の過去12か月間の輸入税による歳入は14.8%減少、前記同様に社会保険融資納付金(Cofins)は8.3%、6.4%それぞれ減少している。
また6月の社会保障院(INSS)の納付金は前年同月比3.5%減少、6月の過去12か月間の納付金は8.7%と大幅に減少して社会保障院の赤字拡大につながっている。(2016年7月19日付けヴァロール紙)