ブラジル地理統計院(IGBE)の国内総生産(GDP)伸び率発表前に、中銀は先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、調査に協力した12行並びに金融機関のエコノミスト達の5月の平均経済活動指数(IBC-Br)は前月比0.51%減少している。
今年4月の平均経済活動指数(IBC-Br)は前月比0.03%増加して15カ月間連続の減少から一転して増加に転じていたにも関わらず、5月は再び減少に転じている。
5月の平均経済活動指数(IBC-Br)は前年同月比ではマイナス4.92%と大幅に落ち込んでおり、5月の過去12か月間の平均経済活動指数(IBC-Br)もマイナス5.43%と落ち込んでいる。
5月の平均経済活動指数(IBC-Br)が前月比0.51%減少している要因として、鉱工業部門のGDP伸び率は前月並みに留まっており、また小売販売も前月比1.0%落ち込んでいるが、サービス部門は前月並みにとどまった。
5月の経済活動指数(IBC-Br)は前月比0.51%減少した一方で、6月には製造業部門並びにサービス部門の回復を期待しているとブラデスコ銀行経済調査担当のオタービオ・バーロス取締役はコメントしている。(2016年7月14日付けUOLサイトから抜粋)