中銀の最終フォーカスレポートによると、2016年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の6.94%から7.00%に再度上方修正、2017年のIPCA指数は5.72%から5.62%に5週連続で下方修正されている。
フォーカスレポート資料作成の協力金融機関で的中率が最も高いトップ5銀行の予想では、2016年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の7.05%から6.92%、2017年は5.92%から5.50%にそれぞれ下方修正している。
4月の過去12か月間のIPCA指数は9.28%に上方修正、4月の今後12か月間のIPCA指数は前回予想の6.19%から6.15%に下方修正、2017年のIPCA指数は5.72%から5.62%に下方修正されている。
中銀の最終フォーカスレポートでは、今年のSelic金利は前回予想の13.25%から13.00%に下方修正、2017年は11.75%を予想、的中率が最も高いトップ5銀行では、今年末のSelic金利を13.38%から13.88%に上方修正、2017年は前回予想の12.25%から12.63%に上方修正している。
また今年の国内総生産(GDP)伸び率は前回予想のマイナス3.89%からマイナス3.86%、2017年は0.40%から0.50%とそれぞれ上方修正、今年の鉱工業部門のGDP伸び率は前回予想のマイナス5.83%からマイナス5.95%、2017年は0.50%から0.74%とそれぞれ修正している。
先週、イタウー銀行ではミッシェル・テーメル臨時政権誕生による経済政策転換で、今年のGDP伸び率を0.30%から1.0%に大幅に上方修正している。(2016年5月10日付けヴァロール紙)